寒けれど、楽しい山歩き小旅行 with dog
|
前々から、「今年こそは、秋になったら絶対に行きたいねぇ~!」と
話していた場所があり、予定では11月中に行くはずだったのですが、
その日に限って雨だったり、みんなの予定が合わなかったりで延び延びに。
そうこうしている間に、もう12月も半ばに近く。
「よし、この週末こそは!!」
と行く気満々でしたが、またもや思いがけない寒波の到来…
うむーー。どうしたもんか? 天気予報は晴れマークだけれど、なにせ
山深い場所… 『もしやこの寒波で雪が積もったんじゃ。」と思って
調べてみると、見事予感的中。はぁー、今年も遅かったか…
残念無念、がっくし。
でも、みんなのお休みがあった折角の貴重な日曜日。
きっと遠出出来るのは、今年はもうこれが最後だろうし…
瓜は待ちに待った寒気の到来でスイッチが入り、普段の散歩では物足りん
らしく、体力を持て余し気味だし…
やっぱり何処かへ行きたい。それも行ったところのない場所に。
という事で。
前日の日付が変わるぎりぎりまで皆でいろいろ調べて、急遽予定を変更して
行ってきましたー。寒波の中、楽しい山歩き小旅行へと…
早起きして出発し、朝の10時には目的地に無事到着~。
体感的にはさらに気温は低く、本当に肌に刺さるような空気の冷たさ。
ころんころんに着膨れてきて、大正解!!
空を見上げると、澄み切った冬の青空…
途中の山々は、紅葉樹が暖色系のオレンジや赤や黄色の絨毯色に染まり
それはそれは美しかったのですが、この辺りの野山はすっかり葉を
落として裸ん坊状態。
冬支度がとうに整えられていました。
燃えるような紅葉で美しい、絨毯色の山々も素敵ですが、
少し物悲しい風情の、こんな冬の里山の姿も大好きです。
広い広い何処までも続く散策路。
まずはどのコースを行くか、相談中…
初めて歩く道というのは、本当にわくわくする。
初めて見る風景、初めて遭遇する野鳥たち。
初めて見る草花や、木々…
里山で過ごす今日一日が、とっても愉しみ。
赤松の林にて…
緩やかな傾斜を、相方に続けと足早に駆け上がっていく瓜。
俄然張り切っております。
今日は、思う存分山歩きを満喫しておくれ~。
それにしても後ろ姿がほんまに、ごっつい。
ムッキムキ。到底女子とは思えん…
「ほぅー、この匂いは、なんや珍しい匂いやな…♪」
ニオイ収集家の彼女。
行く先々で集めた今までのコレクションは、数知れず…
主にバラの花ようないい匂いよりも、ちょっと香ばしい
それでいて、ちょっと臭い匂いがお気に入り。
この日も積極的に次々と…
じゃんじゃん、新しいニオイを収集中であります。
ずっと続くオレンジ色の落ち葉の絨毯の上を、カサカサと
音を立てながら、どんどん歩く。ぐんぐん進む。
やっぱり、山歩きはすごく楽しい!!
途中、浅瀬の小川を挟んで向こう側に続く小径があったのですが、
凍てつくような冷たい水の中も何のその…
ためらいもなく、意気揚々とバッシャバシャ。ひゃーーー!!
冷たかろうにと思いきや、本犬、ぜーんぜん全く寒くないらしい。
ほんまに、どないなってるんでしょうかね?(苦笑)
楽しそうに、小川を渡っていきます。
お昼に軽くおにぎりを食べて、少し休憩して一息ついたあとは
更に山奥深くへと入っていきます。
まだ冬の入り口とはいえ、陽が陰るとじっとしていられない山の寒さ。
でも歩いている間に体がホカホカしてきて、この寒さが気持ちいい…
冬枯れした山の中に、可愛い小鳥たちのさえずりが響き渡ります。
気温が下がってくると、増々元気いっぱいの瓜。
午後からは、時々aちゃんと私の方を歩きながら振り返っては
「大丈夫?ついて来てる?」と確認作業をしてくれていたらしい。
ちょっと遅れたaちゃんは、心配して待っててもらってたなぁ〜。
「 えっ?もしかして私、瓜に労ってもらってる?」
aちゃん思わず苦笑い…。
冬山の中で、ふたりと一匹…
もとの場所に戻って来たのは、午後3時ごろ。
朝からよく歩きましたが、実に心地いい気持ちのいい疲労感。
日が暮れるまで、もう少し時間があるので他にもちょっと立ち寄る事に…
実はこの辺りは、私達夫婦が結婚した当初に3年ばかり暮らしていた場所。
ふたりのモノ作りの暮らしが始まった、原点があるところ。
あれから随分と長い月日が流れ、やがて瓜が家族に加わってふたりと一匹
の暮らしになりましたが、いつも思う。
いろんな時間を重ねて来て、しみじみ感じる。
家族になれてよかったなー。
↑クリックしていただけると嬉しゅうございます。