天の川。
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七夕の日は生憎の梅雨空で、天の川を見る事が出来ませんでしたが、
話は少しさかのぼって、6月の終わりの夕べ…
山間の渓谷で、美しい天の川を見てきました。
「暗闇に目を慣らさねば…」と日暮れ前に、目的地に到着…
ひんやりと涼しい山の空気。
暫くすると日が落ちて辺りは暗くなり、次第に漆黒の闇に包まれ、
川のせせらぎの音と蛙の鳴き声だけが、静寂な山間に涼しげに響きます。
そして漆黒の暗闇の空に、やがてふわふわとおぼろげに漂いはじめる
青白い小さな光… そう、蛍です。
まるで皆で息を合わせているかのように、規則正しく点いては消え,
点いてはまた消え入る、儚げな無数の光…
青白い光は暗闇が深くなると共にどんどん増えていき、向こう岸の
森は、まるでイルミネーションが点灯しているかの様な瞬き。
そして川の上を飛び交う、数えきれないくらいたくさんの蛍の光は
同時に川面にも映り、それはまるで瞬く天の川のよう…
思わず声が出てしまうほどの、幻想的で感動的な美しさでした。
本当に儚いホタルの光…
こうして初夏の夜に光を放ち乱舞しているのは、メスに求愛している
からなのですよね〜。求愛中のホタル達の邪魔になってしまうような、
そんな野暮な事のないように、暗闇と同化して…
自然の中に溶け込むかのように、静かに息をひそめて…
只ただ、夢見心地で蛍たちの天の川を夜更けまで眺めていました。
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初めてコメントさせて頂きます。
私も幼い頃、京都の宇治田原町で数えきれない程のホタルを見たのを
昨日の事のように覚えています。幻想的な世界ですよね。
今はなかなか乱舞する姿を見るのは難しくなって来ていますが、
娘には見せてあげたいなぁと思います。
自然の織りなすものって感動しますね!
天の川に例えるなんて
ロマンチックです。
あまり思い出したくはないのですが。。。
子供の頃、蛍を見ていて
マムシに噛まれたことがあるんです。
血清が間に合わなかったら
・・・だめでした。
どうぞマムシに気をつけてね。。。
はじめまして、いつも遊びに寄って下さっているのですね〜。
嬉しゅうございますー、ありがとうございます♪
そうですか、 february-angelさんも京都で…
ホタルが乱舞する様子は、本当に幻想的でロマンチック。
その姿を観る度に、この美しい川と森。それを取り囲む
周りの自然を大切にしなければ…としみじみ。
ホタルを始めて見る、娘さんはきっととってもはしゃぐんでしょうね〜。想像するだけでほんわかした気分です。
本当に、川の流れの上にホタルが乱舞していて、天の川の
ようだったんですよー。もうそれはそれは幻想的でした。
マムシ… な、なんとそんなに大変な思い出が…
確かによく言いますよね、下で光っているのは蛇だから気をつけ
なさいって。はい、気をつけますーー。