思い出のローチェスト
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このローチェストは今から10年くらい前…
ダーが一番最初に、作ってきてくれた思い出の家具です。
結婚して間もない頃は、ごはんを食べるテーブルさえ持っていなかった私達。
家具類は殆どなーんにも持たず、お互い必要最小限なものだけを持ち寄って
今住む場所よりも、もっともっと山奥深い田舎で新しいふたりの暮らしは
スタートしました。
私達が家具を持って来なかったのは、いずれダーが自分たちの暮らしに
似合った家具を作ろうと考えていたからなのですが、ほんと最初の頃は
机がなくって困って、段ボールの上で食べてたりしたなぁ〜。(苦笑)
でも、そんな何もない一からの暮らしは、わくわくして本当に楽しかった。
1つずつ、少しずつ時間を掛けて気に入った道具やインテリを探し集めたり、
はたまた縁あって譲って頂いた、古い家具をリメイクして使ったり…
ダーが作ると云っても忙しい合間を縫っての製作なので、出来上がるまでには
それはそれは長い時間を要しましたが、待ったかいがあって、家の中で要の
インテリアとなる家具の殆どは、彼のお手製です。
母屋に置いてあるこのローチェストもしかり…
なーんにもない殺風景な部屋の中に、このローチェストが運び込まれた時は、
本当になんともいえず、じーんと感動したなぁ。
それから、また数年経って今度はダイニングテーブルと椅子が作られ、
そのまた数年後の私の誕生日には、台所に水屋が備え付けられて…
そうやって、たくさんの時間と月日を経て、少しずつ少しずつ今に繋がる
暮らしの土台が、作られてきたように思います。
古民家に引っ越す前に住んでいた家のインテリアに合わせて
作られたローチェスト。元々の色は明るめで、しかもウレタン
塗装だったので、古い母屋に置いてあると、きれい過ぎて浮い
ている感じが否めませんでした。
そこで去年…
思いきってこの家の雰囲気に合わせて、リメイクする事に。
最初の写真はリメイク後。こちらはリメイク前のローチェスト。
ウレタン塗装を慎重に剥がした後、新たに塗装し直し、
さらには、取っ手の金具にもダメージ加工を施したり
して、古い家に似合うローチェストに…
リメイクされたローチェストは色目も渋く、微妙ないい感じ
の色ムラもあって、母屋の空気にしっくり馴染んでいます。
ローチェストの後ろは、白い襖…
ゆくゆくは、ここに壁を作りたいと考えているのですが、
とりあえずは、白い襖に古い映画のチラシや、アンティーク
の紙モノを色々貼って、味のある雰囲気に…
ローチェストの隣には、これまたお手製のDOG HOUSEを
並べて置いています。
夏場でも、このハウスがたいそうお気に入りの瓜。
中のベットカバーには、肌触りの良いリネン生地を使用。
ハウスの手前にあるクッションには、丈夫で涼しげな荒麻の
クッションカバーを掛けて…
最初は枕のように、クッションに頭をのせていますが、
そのうち暑くなってくると、体の半分以上がで、でーんと
荒麻のクッションの上に…(笑)
それでも辛うじて後ろ足だけは、ハウスの中に入ってたりする。
こんなに気に入ってもらえると、嬉しいなぁ〜。
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塗装をリメイクされたローチェスト、いい感じです。
今は、時間がなく技術も持たないのですが、
いつか古材をつかった棚などを作ってみたいなあ。
瓜ちゃんが気になるのは、
性格が自分に似ているような気がするからなのです。
私が犬だったら、きっと瓜ちゃんのようなタイプ。
お散歩クッキーが小さくなっても、
きっと最後までくわえて走ります。笑
おはようございますー。
最初は、古い母屋の中で少々浮いた存在でしたが、リメイク
したローチェストは、いい感じで気に入っています。
ピエールさんが、そんな風に瓜の事を思って下さっていたとは!
そうですか〜、瓜タイプかぁ…
瓜は、里子として今から9年近く前にやって来た仔ですが、
最初は、本当に恐がりで、引っ込み思案で、怖くて散歩にも
行けないような奴だったんですよ。
それが今や大の散歩好き。冬場だったら3時間でも4時間でも
へっちゃらで歩いているような、タフな仔になってくれました。
この家に引っ越してからは、さらに野性味も溢れてきて、
本当に、年を重ねてからの方が、元気はつらつで頼もしい限り。
こんな瓜ですが、やっぱり似てます??(笑)
リスとツバメ。ブログで拝見して増々読みたくなりました!
なんて、可愛らしいお話。図書館で探してみます!
ありがとうございます。ダーが喜びますよ−♪
このローチェストとも、随分長い付き合いになりますが。
こうして手を掛けると、愛おしさもひとしおです。
古民家での暮らしは不便さも多いですが、古い家が持つ
月日を経た趣きや味わいや、温かな空気感が大好きです。
こんにちはー。
欲しいものがあると、先ず自分達で作る事を考えてしまう
ダーと私。特注品…そうかぁー、そんな素敵な言い回しが
あったんですねぇ。(苦笑)
手間ひま掛けても、やっぱりこんな暮らしが好きです。