守りたい。
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小さい頃から変わらず、大好きな場所があります。
広い広い原っぱと湿原と森林。
その自然の中に静かに横たわって眠る、古代日本の中心と
して栄えた、歴史情緒ある都跡。
平城京…
大人になって、瓜と一緒に暮らすようになると
実家に帰る度に、自転車に乗って父や母とよく一緒に
連れ立って、散歩に出掛けました。
母が入院するまで、週の半分を実家で一緒に暮らして
いた頃はいつも、瓜とふたりで。
時には、姉と母と一緒に…
長い長い散歩を楽しんでいました。
上の写真は、元気な頃の母と瓜…
ここで、お弁当を広げて一緒に食べたっけ。
小さい頃からのいろんな思い出が、至る所に散らばっている。
平城京の、広い広い見渡すかぎり豊かな緑の原っぱは
何もなくてもそれだけで素晴らしく、原っぱのあちら
こちらに通る細い地道を歩くのが、これまた楽しい!
細い土の道の感触を足の裏で確かめながら、てくてく…
原っぱをぐるりと見渡しながら、のんびりと宛もなく
ただただ歩くのが好きなんです。
ここには季節になると花見見物の人たちや、遠足に訪れる
学生やちびっこ達で賑わいますが、普段はゆったりとした
空気が流ており、地元の人たちの散歩場所として愛され、
長らくひっそりと、静かに穏やかな時間を刻んできました。
平城京遷都1300年祭までは…
ここから眺める、豊かな一面の緑の風景が、
今、存続の危機に立たされています。
2012年9月25日。
平城宮跡中心部の造成工事が、突然始まったらしいのです。
平城宮跡中心部の草原・湿原…
東京ドーム1つ分にも相当する面積が埋め立てられ、
舗装工事が行われようとされています。
この雄大な風景が、もう見れなくなくなってしまうかも
しれない状況にあるのです。
詳しい内容については、是非こちらをご覧下さい。
■ 平城京跡を守る会
平城京遷都1300年祭が終わってからも、平城京は工事だらけ…
終わればきっと元どうりになると願っていましたが、
ただ豊かな緑だけが広がっていた場所は、今もなおあちこちで
土が掘り返され、地肌がむき出しになっている場所も多々ある
状況にあります。
平城宮跡の自然の中には、多くの小さな生命が宿っています。
虫や小鳥たち、その他の小動物…
原っぱや湿原には、命の糧となる植物がたくさん繁り、
多くの動物たちの生活を守っています。
埋め立て予定地の直ぐ側には、夏の終わりに大勢のツバメたちが
身を寄せ合い渡りに備える、ねぐら入りの場所があります。
ねぐら入りの場所は守られるらしいのですが、そこだけを守っても
直ぐ側の餌場ともなる自然を壊してしまえば、警戒心の強い野鳥や
野生動物は住処や行き場を失い、このねぐら入りの場所もあの
何万羽というツバメたちが、上空を旋回する圧巻の光景も、
次第に廃れていく事に、なりかねないのです。
一度壊れた自然を元に戻すには、長い長い年月を要します。
守りたい…
平城宮跡にある、そのままの自然を守りたい。
そこに宿る、小さな命を守りたい…。
友人たちにも平城宮跡の現状を話し、協力してもらっていますが、
もしよければ、皆さんの力も お貸し頂けませんでしょうか?
※追伸
10月15日の夕方に、街頭署名が行われるとの事で行って来ました。
お話を伺ったところ、9月の25日に突然に工事が着工された為に
この問題を知っている方は、まだまだごく少数だとの事…
しかも来月11月10日には埋め立て開始、来年3月には舗装工事
完成予定だとのことで、もう一刻の猶予もありません。
こちらの記事を引用してくださっても結構ですし、リンクして
くださってもかまいません。
この現状を多くの方に知って頂き、お力を貸して頂きたいのです。
平城京に宿る多くの命と、長く平城宮跡の土の中に静かに横たわり眠る
木簡などの文化遺産を助けてください。
署名用紙がダウンロード出来ない方は、用紙をお送りしますので
鍵コメで送り先を記入頂くか、針仕事のHPのメールフォームより
お便り下さい。
出来るかぎりの事をして、守りたい…
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
※署名用紙はこちらからダウンロード願います。
送り先:〒630-8315 奈良市中辻町1-1-103
ならまち通信社「平城宮跡を守る会」
•奈良県に限らず、どこにお住まいの方もご署名いただけます。
•未成年の方もご署名いただけます。
•随時取りまとめて国交省・文化庁に提出します。
少しでも多くの方に、この現状を知って頂けますように…
どうぞ、よろしくお願いいたします。
↑遊びに来て頂いてありがとうございます。
クリックしていただけると嬉しゅうございます。
とっても素敵な場所ですね。そして、その場所がそんな危機にさらされているとは!
教えてくださってありがとう。
みんなで守りたい。
署名をしたものをスキャンして送ることは可能でしょうか?
小さいころは当たり前だった奈良に流れるゆるい時間が大人になるにつれ物足りなく感じることもあったのですが、家庭を持つ年頃になると、どれだけ奈良が素晴らしい土地なのかがよく分かります。
平城京は小さい頃はもちろん、今も大事な場所です。
本当にあんな広大な部分が失われるのでしょうか。
現実のこととは思えない。
いったいどう考えたらそういうことになるのか・・・。
嘆かわしいばかりです。
なんとしても阻止しなければ。
平城京にたくさんの思いが詰まっている人は多いと思います。
私もまわりの人たちに署名を協力してもらってなんとしてでも阻止したいと思います。
こんばんは、そうなのです。
こんなに素敵な場所が、存続の危機を迎えています。
早ければ、来月の11月10日には、埋め立てが開始されて
しまいます。
急を要しています。
みんなに広めてください。
こちらのブログにリンクして頂いても、この記事を引用して
下さってもかまいません。
どうぞよろしくお願いいたします。
街頭署名があるとのことで、つい先ほど行って来ました。
お話に寄ると、海外からでも外国の方でもOKとのこと。
だだし、署名はボールペン、サインペンなど消えないもので
記載してください。
スキャンした署名では、残念ながら無効になってしまいます。
自記筆で…
同じ住まいであっても、同上では認められませんので
お手数をおかけしますが、必ず住所を書いてください。
このままでは、来月には着工されてしまいます。
多くの方に知って頂けますよう…
よろしくお願いいたします。
いつもこっそりと、ありがとうございます。
観光、観光している京都とは違って、
この実にいい意味で緩い…
のんびりした感じが、奈良の良さなんですよね。(笑)
私もついこの間知ったばかりなのですが、驚いた事に
来月11月10日には、埋め立てが開始される予定だとの事。
とにかく急を要しております。
拡散お願いします。
平城京の自然と、土に眠る文化遺産を守りたいです。
奈良ののんびりとした穏やかな所が大好きで、このブログは読んでいてとても悲しくなりました。
緑が広がる場所はどんどん減ってきていますよね。
土をふみ、草の匂いをかぎ過ごせる場所を減らさないでほしい。
一人の力では何もできないけれど、みなさんの力が集まれば…。
bonさんの紡がれる言葉の数々…、平城宮跡の自然への気持ちが嬉しく、
あきらめず…もう少し頑張ってみようと思いました。
コメントさせていただくのは2回目です。
いつもコソコソ楽しませていただいています。
平城京跡にはまだ行ったことがないのですが、奈良には1度一人で旅行したことがありまして。
奈良は、生命力をひしひしと感じる野山と、優雅なようでどこか無骨にも感じる文化の面影がしっかりと共存していて、とても感動した事を覚えています。
奈良の魅力は、自然との調和。
そう思うのです。
もちろん、どこに居ても自然の豊かさは守りたい、守って欲しいと心から思います。
署名ぐらいしかお力になれませんが、ぜひ協力させてくださいね。
はじめまして。
いつも、こっそりと遊びに来て頂いていたのですね♪
どうもありがとうございます。
そうなのですよ〜、奈良は本当にゆるりとしているのですよね。
手を入れすぎていない…
なんとなく野放し感がありますが、それが最大の魅力とも
いえます。(笑)
平城宮跡も、ただ何もなく草原だけが広がっているあの
雄大さが最大の魅力。
そこにある自然に、魅了されるのです。
この危機的な状況を、多くの方に知ってもらえたら…
守りたいです。
何をおっしゃいますやら…
本当に、こんなにも大切な事を教えてくださった事に
心から感謝しております。
tukimi-kaiさんの書き込みで、心が揺さぶられ、
こうしてまず一歩を踏み出せたのです。
本当に願う心は、たった一人だって届くのだと思います。
たった一人だって届くのですから、大勢だったら
もっと遠くに。もっと大きく、もっと強く…
大勢の方々に、一番届けたい処へ…
必ず届けられると信じます。
絶対に守りましょう。
一緒に…
こんばんは。
いつもこそっと、ありがとうございます♪(笑)
そうでしたか〜、奈良へ一人旅に…
奈良は、大体何処もいい意味で緩くて
放ったらかしなのですよね〜。
手を入れすぎない、そのままの自然の中に
歴史と文化が寄り添っている。
それが、無骨にも感じる所以なのかもしれません。
そんな奈良が、大好きなのです。
署名頂けるとの事で、本当にありがとうございます。
是非是非、よろしくお願いいたします。
お便りありがとうございます。
なんと!数日かけて読破してくださったのですか!
お疲れさまでございます。(笑)
そしてありがとうございます。
平城京の事。ほんとうにありがとうございます。
もちろん、送らせて頂きます。
少しでも多くの方に、お力添え頂きますように…
届くまで,今しばらくお待ち下さい。
よろしくお願いいたします。